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《げっせい》ジャイアンツ(読売巨人軍)とその選手スタッフに関するニュースや試合結果などをまとめ、あれこれ思うことを書いています。

19年の勝利の方程式はどうなる?

19年シーズンの勝ちパターンを務めるリリーフ投手陣は?

 

野球のマウンド

 

勝ちパターン候補は?

昨年は勝ちパターンとしてセットアッパーに澤村、上原、マシソン、守護神はカミネロでスタートした。

 

しかし、澤村や上原が失点し、リードを守れないケースが多くあった。

 

守護神カミネロも不安定で、すんなりと終われずに冷や冷やする試合ばかりだった。

 

また、マシソンもピリッとしないことが多く、8月終わりに膝のクリーニング手術を受け離脱した。

 

そのほかは、比較的接戦では宮國・田原・中川が、ビハインドや大量リード時には、谷岡・池田・高木が投げることが多かったのではなかろうか。

 

アダメスが支配下登録後は、中継ぎや抑えに起用され一定の活躍はしたが、安心して見られるほどではなかった。

 

そんなブルベンの状況に、田原が契約更改時に要望を出したが、確かに各選手の役割が明確ではなかったように感じる。

 

「3年連続でブルペンの環境改善を訴えてきて、変わらず。保留することによって、僕らはこんなひどい環境でやっていたんだということを分かってもらえれば。改善につながれば」

 

今シーズン宮本コーチは、選手にしっかりと居場所を与えることが大事と語っている。

 

「マネジメントとはどういうことか。一番、大事なのは居場所を与えてあげることだと思う。ポジショニング、君はここで頑張ってもらうよと。こちらの考えと、ずれとあってはいけない。居場所をしっかりと与えて、責任を持って頑張ってもらう」
昨季はリリーフ布陣だけで20敗を喫した。「多すぎる。せめて半分にしないと。それを勝ちにもっていければ優勝ラインっていうのは見えてくると思う」

 

昨シーズンは年間を通して、巨人が勝つには先発完投か打線爆発の大量リードしかない雰囲気さえあった。

 

そして、勝ちパターンに若手がいないのが寂しい。

 

今シーズンはカミネロに替わり新外国人クックと、2年目の鍬原がリリーフ組に加わる。

 

リーグ優勝と日本一になるためには、リリーフ陣の立て直しが絶対条件であろう。

守護神に真助っ人

昨シーズンの守護神を務めたカミネロが退団し、新たな守護神候補としてライアン・クックが入団する。

 

高橋由伸前監督がつけた背番号「24」に驚きの声が上がったが、日本野球界におけるリリーフ専門投手の草分け的存在がつけた番号でもあるのだ。

 

原監督は、かつて同番号を背負った「8時半の男」宮田征典氏(享年66)のように、終盤の相手の反撃を封じる役割を果たしてほしいと思いを込めた。

 

セットアッパーとなるのか守護神になるのか、どちらにしても期待したい。

 

 

「1番の原因はリリーフ。勝利の方程式をできたら2パターン考えたいね。クックも未知数ですし、でも彼の期待っていうのは大きい。クックがこけたら、みなこけたでは済まされない。」

 

「過去、巨人に在籍した選手に話を聞いたが、いいことしか聞かなかった。歴史ある球団に入ることができてうれしい」

 

原監督から「クッキー」と呼ばれる新助っ人は、シーズンで一つでも多く上原と勝利のハイタッチを交わすことが目標だ。

 

「(移動の疲れもあり)もっと(体が)張ってるかと思ったけど、驚くほど動けた。(状態は)とてもいいよ」

 

「まあ、僕はアメリカの曲でいくよ。今は『これ』というのはないけど、(開幕までに)考えようと思います」

 

『わたしの青い鳥』のようにジャイアンツに幸せをもたらしてくれることを祈るばかりだ。

 

歌詞のように「どうぞ行かないで、このままずっと」と言えるときが来ることを願う。

 

「(サファテは)年間MVPを取った活躍をした。そういう活躍がしたい」

 

もちろん春季キャンプは1軍でスタートする。

 

宮本コーチは、クックに期待を寄せるが、ダブル方程式構想も示唆している。

 

もう一人の守護神候補は誰になるだろう。

ダブル方程式

もう一人の守護神候補にあげられるのは、実績の澤村と若きホープの鍬原だろう。

 

澤村拓一

今シーズンは原監督から先発転向の打診があったものの、リリーフを直訴した。

 

入団当初は先発で2年連続10勝をあげる活躍をするも、中継ぎ強化のためにリリーフ転向された。

 

正式にリリーフとなった15年には36セーブを記録し、16年には37セーブでセーブ王にも輝いている。

 

17年に神経麻痺で離脱したのち、18年はメンタル面が要因だと思われる自滅が繰り返された。

 

守護神を務めるためには、制球が良く四球を出さないことが要求される。

 

「結果が出ない努力は何の意味もないという信念を持ってやっている。去年、結果が出なかったわけだから何かを変えなくてはいけない」

 

「良い投手って、制球のいい投手だと思います。チームが勝っていく中で、一年間しっかり戦力になりたい。今年は『投手で勝った』という試合を多くしたいです」

 

「今はキャンプにケガなく入ることが大事で、フォームを固めるのはキャンプに入ってから」

 

経験と実績からは、もう一人の守護神候補ナンバー1だと思うが、自信を取り戻すことはできるだろうか。

 

もう「澤村劇場」は見たくない…。

 

宮本コーチはメンタルトレーナーの資格も持っているようだから、澤村を再生してくれることを信じたい。

 

1軍で春季キャンプはスタートする。

 

鍬原拓也

ルーキーイヤーの昨年は、先発として5試合に投げてプロ初勝利となる1勝をあげた。

 

原監督は今シーズン、リリーフとして起用する考えで、昨年の秋季キャンプでは抑えを試された。

 

原監督「キャンプに来ている中で一番、球が強いかな。沢村もウカウカしていられないな」

 

守護神候補の1人として秋季キャンプの実戦で抑えを託された右腕は、未来のストッパーを目標に掲げた。

 

「守護神を取りたい。リリーフには沢村さん、(吉川)光夫さんがいる。負けないようにという気持ちで1年間やりたい」

 

年末年始は同学年の田口らとともにハワイで自主トレを行っている。

 

 

「(田口は)意識もしますし、キャッチボールをしていても勉強になる」と気を引き締めた。

 

セットポジションでの投球を課題とし「まずは制球を良くしてから、クイックのスピードを上げていきたい」と話した。

 

「増量」が1つのテーマだった。新守護神候補でもあり、球速、球威を上げるため「増やすことにはリスクがある。けがをしないように」

 

ボールの力強さには魅力がある。昨秋キャンプでは原辰徳新監督が最速152キロ右腕に熱視線を送る

 

 

「昨秋からビデオを見て研究してきた」と、苦手なクイックモーションも交えて投げた。

 

 

「阿部さんにボールを受けてもらいたい。そこで感じたことなどを教えてもらいたいです」

 

新守護神のポジションを掴むことができるだろうか。

 

春季キャンプも1軍スタートとなった。

セットアッパー

昨シーズンの巨人の結果は、リリーフ陣の結果と言えるほど、ブルペン組が良くなかった。

 

 

防御率ではセリーグで唯一3点台のトップだったが、それも菅野一人が上げていると言っていい状況である。

 

打撃陣の奮起にもよるが、リリーフ陣が勝ち星をあげる試合を多く見たいものだ。

 

上原浩治

17年オフにMLBでの契約がなければ引退も示唆したが、急遽日本に復帰することが決まり入団した上原。

 

日本人で史上初の日米通算100勝100セーブ100ホールドを記録するものの、5敗を喫するなど期待に応えられなかった。

 

その原因としては、キャンプを過ごせなく投球フォームを日本のマウンドに合わせる時間がなかったと自ら語っている。

 

昨シーズン後は膝のクリーニング手術もして一旦は自由契約となったが、想定以上に順調な回復で年末に再契約をした。

 

「自分の中では、キャンプでのテストを覚悟していただけに、年内に契約してもらって本当に感謝です。膝が良くなるように、これからの時間が大事になってくると思います。1日1日を大切に、コツコツと頑張っていきます」

 

「順調も順調ですよ」と、10月下旬にクリーニング手術した左膝の状態が良く、想定以上に練習を行えていることを明かした。

 

「米国に行った時に土が硬かったので沈めない状況だったので、上半身で投げるようなフォームになりました。それでそのまま日本でやると合わなかったのがあったと思います」

 

投手では上原は2軍キャンプで調整し、岩隈は1軍からスタートする。

 

「膝の状態を確認しながらになるけど、練習の輪に入ってやらないことには先に進めない。早く(1軍に)合流できるように」

 

手術後ということもありキャンプは2軍スタートとなるが、開幕までに調整して、勝ちパターンの一人として活躍してほしいものだ。

 

スコット・マシソン

今シーズンは来日8年目で、過去に2度の最優秀中継ぎ投手のタイトルを取っている。

 

昨シーズンは、8月の終わりに検査のために渡米し、そのまま左膝の手術を行い日本に戻ることがなかった。

 

「リハビリに全力で取り組み、来春の宮崎キャンプに100%の状態で臨みたいと思います」

 

春季キャンプに100%の状態で臨むと語ったが、今度はウイルス性感染症の影響で来日が遅れるという、まさかの事態となった。

 

昨年12月にウイルスに罹患(りかん)したことが原因で抵抗力が落ちていることから、他人からの感染を防ぐため、大事をとって来日を遅らせる措置をとった。

 

原監督も「合流する時期が難しいみたい。来る日にちもまだ決まらないんじゃない?」と語った。

 

これまで、ジャイアンツの中継ぎ陣を引っ張る存在であっただけに非常に痛い。

 

キャンプインに間に合わないことが濃厚で不参加の可能性もあり、調整遅れを巻き返すことができるだろうか。

 

春季キャンプは3軍スタートとなってしまった。

 

宮國椋丞

将来のエースと期待されたが、17年には先発でローテーションの一角に入るも、1勝7敗の結果に終わっている。

 

昨シーズンは中継ぎとして29試合に投げて、接戦での起用も多く、0勝0敗4ホールド0セーブながら、防御率1.97と安定した結果を残した。

 

オフは昨年12月から菅野に弟子入りし、一緒の時間を過ごしているようだ。

 

「昨年同様に僕のほうが力をいただいたと思いますので、また来年もここに訪問できるように頑張りたい」

 

自主トレも菅野とともにハワイで行っている。

 

 

弟子入りした宮国は「素晴らしいお手本がある。菅野さんに聞いて教えていただいたり、見て学んだりしていきたい」と意気込んだ。

 

(菅野は)今回は12月中は宮国と2人。後輩には自主性を求めつつ「しっかり高め合いながらやっていければ」と意見交換して助言を惜しまない意向だ。

 

菅野は、昨年自主トレを一緒に行った桜井・中川・畠らが、良い結果出せていないだけに責任を感じているようだ。

 

今年は宮國がセットアッパー、あるいは新守護神として結果を残してほしい。

 

1軍でキャンプスタートすると思っていたが、2軍スタートとなってしまった。

 

菅野の熱血授業

宮國と中川は桜井とともに、菅野から熱血授業を受けて自主トレを締めくくった。

 

宮国はボールの強さを評価され、スライダーのコツを伝授された。中川はボールをコントロールすることの重要性、桜井は自身の投球を冷静に自己分析することの大事さを説かれた。

 

菅野が一方的に教えるのではなく、それぞれの考え方や意見も聞きながら丁寧に、的確に助言していた。

 

「チーム菅野」が全員活躍することができるか楽しみだ。

 

中川皓太

プロ3年目の昨シーズンは、プロ初勝利、初セーブをあげた。

 

阿部の助言により変更した、スリークオーター気味の新投法で球威が増し、手応えを感じているようだ。

 

防御率はまだまだだが、左に対する被打率が低いので、左打者に対するワンポイントとして有効だ。

 

「先発でも中継ぎでも、まだまだ若い力が必要だと(フロントに)言われました。任された立場でやっていきたい。中継ぎなら対左(被打率3割4分2厘)はしっかり抑えたい」

 

自主トレは菅野、宮國、桜井とともにハワイホノルルで行っている。

 

菅野の助言で、きれいな回転の直球にこだわらず、クロスファイアを猛特訓中とのこと。

 

エースは「いいね」と絶賛し、「今年の皓太はやると思う。目つきが変わった」と昨年までとの変化を感じ取った。

 

今年は「ポスト山口鉄」として左の勝ちパターン争いを勝ち取るかもしれない。

 

中川も2軍でのキャンプスタートだ。

 

田原誠次

昨シーズンは右のワンポイントとして、2勝0敗、防御率2.56の好成績を残した。

 

原監督も秋季キャンプで熱視線を送った。

 

 

しかし、ベンチとブルペンの風通しが悪いのか、契約更改を一度保留してブルペンの環境改善を訴えた。

 

8試合連続無失点を記録した8月22日DeNA戦を最後に1軍での登板はなかった。

 

「宮本さん、水野さんもキャンプの試合がある中で関わることが多かった。やっぱりコミュニケーションを取れるのかなと思った。自分も言いやすい部分あったし、若い選手もあった。来年に関しては良くなるのかなと思います」

 

宮本コーチのコミュニケーション力に期待したい。

 

自主トレでは、横投げでは高度な技術が必要とされるチェンジアップを検討中とのこと。

 

社会人時代の縁から、毎年オフは倉敷でトレーニングを積んでいるそうだ。

 

「自分は三振を取れるタイプじゃないですし、いかに球数を少なくできるか。チェンジアップとシンカーを投げ分けることができればと思って、いろいろ試しながらやっています」

 

「単独、少数でやるメリットもあると思うけど、僕はいっぱいいた方が頑張れる」と、球団や競技の枠を超えた集団での合同自主トレに利点を見いだしている。

 

「2点差で勝っていても、5点差で負けていても、1点差ゲームでも、ロングリリーフでも、ワンポイントでも、どこでも使ってもらえる、幅の広い投手になりたい。『いつでも田原』と信頼されるようになる」

 

こういう投手は球団にとって非常に貴重な存在ではないだろうか。

 

今シーズンはぜひ60試合以上、勝ちパターンや敗戦処理に関係なく、フル回転で活躍してほしい。

 

春季キャンプは2軍スタートだ。

 

池田駿

谷岡と同じく、プロ2年目の昨シーズンに初勝利をあげるも、キャンプ中の怪我で出遅れたこともあり、1年目より一軍出場機会は減ってしまった。

 

新しい球種のシュートをを習得して“ポスト山口鉄”を目指す。

 

「この秋はシュートとストレートを磨くこと。1イニングしっかり任せてもらえる投手を目指して練習します」

 

「去年の契約更改で1軍50試合登板と目標を掲げたんですけど、それができなかったので、来年も継続で50試合登板を目標にして頑張ります」

 

自主トレは田原と一緒に倉敷で行っていたようだが、その後は田口らとジャイアンツ球場にて、休日返上で練習を行っている。

 

 

強豪校に一般入試で入学してエースの座を掴んだ努力家のようだ。

 

 

2週間で体重が5キロ増え82キロになった。肉体改造にも成功し「けがなくやることが一番。プロで長く生き残るために中継ぎで結果を出さないと」

 

地元新潟で試合があるのは、ビジターゲームで5月8日、ホームゲームで9月3日だ。

 

凱旋登板で、ホールドかセーブを記録する活躍を見たい。

 

2軍で春季キャンプをスタートさせる。

 

谷岡竜平

プロ2年目の昨シーズンは、リリーフとして2勝1敗1ホールドの結果を残して78%増の年俸で契約更改した。

 

「中継ぎでやってきているので、大事な場面で投げられるようにしたい」

 

「しっかり自主トレをやってキャンプからアピールできるようにやっていきたい」

 

自主トレは出身である東芝で行っているとのこと。

 

「宮本コーチも言っていたとおり、球速アップもそうですし、強さと球速。指にかかった球が10球投げたら10球投げられるようにしたい」

 

好不調の波があるようなので、安定して結果を残すことができるかがポイントとなりそうだ。

 

春季キャンプは1軍スタートとなったので期待したい・・・と思ったら、キャンプ直前の30日に3軍行きとの発表があった。

 

怪我でもしたのだろうか…。大きな影響がないことを祈りたい。

 

サムエル・アダメス

昨シーズン、育成選手から支配下登録を勝ち取り、不調のリリーフ陣に替わって中継ぎや抑えとして登板した。

 

0勝2敗4セーブ3ホールドの結果を残したが、力はあるものの手投げで制球に難がある。

 

 

8人の外国人、うち5人の投手陣がいる中、一軍登板の機会を勝ちとることができるだろうか。

 

2軍で春季キャンプをスタートさせる。

 

森福允彦

FA2年目の昨シーズンは一軍でわずか2試合の登板しかなく、リリーフ陣が相次いで二軍落ちする中でも出番は回ってこなかった。

 

「今年1年は情けない1年だった。(移籍して)2年間悔しい思いしかしていない。来年は一花咲かせるようにしたい」

 

自主トレはグアムで行っている。

 

「関節の可動域を広げたい。投球にもいいと思うし、けがの防止にもなる」と、水泳トレを導入すると明かした。

 

「いつ呼ばれてもアピールできる体を作りたい。もう一度、60試合に登板したい」

 

移籍1年目も30試合の登板で、1勝3敗6ホールドと活躍できなかった。

 

FAで巨人に移籍後は活躍できない選手の代名詞となってしまっている。

 

今季復活できるのだろうか…。

 

ベテランだが、キャンプは2軍スタートだ。

山口の後継者は現れるか

山口鉄は巨人で初めての育成選手であり、育成からは松本哲也に次ぐ二人目の支配下登録選手で、初めての一軍公式戦出場選手だ。

 

その後の活躍から松本哲也とともに「育成の星」と呼ばれた。

 

2年目に支配下登録されると、3年目はセットアッパーとして開幕一軍入りを果たした。

 

すべて中継ぎ登板で11勝を挙げて、育成選手枠出身選手として初の新人王を受賞した。

 

プロ野球史上初となる200ホールド達成や、9年連続60登板というプロ野球記録も樹立した。

 

昨シーズンをもって引退した山口鉄の後継者と呼ばれる左腕の出現に、球団もファンも期待しているのだ。

 

吉川光夫

原監督は昨シーズン先発として18試合に登板した吉川光夫を、ポスト山口鉄に指名した。

 

今シーズンより背番号「21」から山口鉄がつけた「47」に変更された。

 

先発で14勝の経験がある投手が、今季はセットアッパーとして臨むことになった。

 

原監督も「『ぜひ、47番をつけてくれ』と伝えました。左のセットアップとして、山口鉄也の後釜として期待する」

 

 

原監督の選手起用、背番号の決め方には、必ずストーリーが存在している。

 

昨年崩壊したセットアッパーを立て直す活躍をしてほしい。

 

もちろん1軍で春季キャンプをスタートする。

 

戸根千明

新人開幕から一軍に出場し、山口鉄、マシソンに次ぐリリーフとして活躍した。

 

しかし3年目は不調となり、昨シーズンはリハビリ調整が続き一軍出場がなかった。

 

今シーズンは再起をかけ、自らポスト山口鉄に名乗りをあげている。

 

「私自身、球団に何も貢献することができなかった。野球人生で一番つらかった1年間だった。来年は左のリリーフとして機能できるようにしたい」

 

今オフは海外自主トレを封印。関東近郊の施設で黙々と汗を流している。選手は戸根一人。トレーナーとマンツーマンで助言をもらいながら、重いおもりのウェートトレではなく、体幹トレなどさまざまなメニューを消化し、濃密な時間を過ごす。

 

「大学の先輩ですし、本当によくしていただきました。長野さんを抑えるのは大変ですが、この世界は勝負の世界なので、しっかり投げ込みたいと思います」

 

練習に四股踏みや水泳を新たに取り入れ、けが防止へ最善を尽くしている。

 

入団当初の活躍ができることを願っている。

 

2軍でキャンプをスタートさせる。

まとめ

昨シーズンはリリーフ投手陣が壊滅状態だった。

 

キャンプやオープン戦の状況を見ないとまだ分からないが、現時点で期待する順に並べてみた。

 

守護神としては、

  1. クック
  2. 澤村拓一
  3. 鍬原拓也

 

セットアッパーの右の勝ちパターンとしては、

  1. 宮國椋丞
  2. 上原浩治
  3. マシソン
  4. 谷岡竜平

 

左のポスト山口鉄としては、

  1. 吉川光夫
  2. 中川皓太
  3. 池田駿
  4. 戸根千明

 

ワンポイント、なんでも屋としては、

  1. 田原誠次
  2. アダメス
  3. 森福允彦

 

リリーフ陣の復活を願っている。

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