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《げっせい》ジャイアンツ(読売巨人軍)とその選手スタッフに関するニュースや試合結果などをまとめ、あれこれ思うことを書いています。

19年のローテーション投手は誰?

19年開幕投手は菅野で決まり!では、ローテーションを務めるのは?

 

野球のマウンド

 

ローテーション候補

原監督は昨年末に、今シーズンのローテ・デスマッチ構想を明かしている。

 

名前が挙がったのは、菅野・野上・山口・大竹・田口・今村・岩隈・メルセデス・ヤングマン・高橋・高田・大江であった。

 

この中からローテーション6人を選ぶ考えのようだ。

 

 

「理想は5枚、あと1枚は“チャレンジ枠”」というプランも。

 

「そこに競争ができる。1人を競争の中で、お前調子がいいな、いってみるかとなるのが理想」

 

宮本コーチは「居場所をしっかりと与えて、責任を持って頑張ってもらう」と、自身の役割を語っている。

 

「若い力というのはほしいところ。高田、大江、秋に頑張った選手にはなんとか自分のポジションをつかんでほしい」

 

ちなみに、昨年のローテーションは表のとおりである。

序盤7月頃8月頃
菅野菅野メルセデス
田口田口菅野
野上内海今村
山口山口内海
吉川光今村吉川光
大竹鍬原山口

 

9月は日程的にローテが崩れるが、山口は抑えに転向し、菅野・メルセデス・今村・吉川光を中心に回した。

 

こうして見てみると、右投手の先発に課題がありそうだ。

 

また、先発回数と、先発での勝利数は次のとおり。

  • 菅野 智之 : 27回(15勝)
  • 山口  俊 : 21回( 7勝)
  • 吉川 光夫 : 18回( 6勝)
  • 田口 麗斗 : 16回( 2勝)
  • 内海 哲也 : 14回( 5勝)
  • 今村 信貴 : 13回( 6勝)
  • メルセデス : 13回( 5勝)
  • 野上 亮磨 : 9回( 4勝)
  • 鍬原 拓也 : 5回( 1勝)
  • ヤングマン : 4回( 3勝)
  • 大竹  寛 : 2回( 1勝)
  • 髙田 萌生 : 1回( 0勝)

はたして、今季ローテーションを務めるのは誰になるのか考えてみたい。

球界のエース菅野智之

菅野は昨シーズン、最多勝・最優秀防御率・最多奪三振の三冠に輝き、先発数・完投数・完封数・無四球試合数・投球回数でもリーグトップの成績。

 

クライマックスシリーズでは史上初のノーヒットノーランも達成した。

 

シーズンオフは、日米野球に出場せずに、へんとうの手術を行い、今シーズンは万全の態勢で臨む。

 

ハワイで宮國とともに自主トレを行っている。

 

菅野の自主トレまとめ

 

「(丸と)広島戦で対戦しなくていいというだけでうれしい。」

 

 

「ストレートは間違いなく走ると思う。スライダー、フォーク系が生きてきたり。そういったものに期待しています」

 

昨年の同時期の体調と比べ、「3段階くらい、いい。全然違う。明日、キャンプインでも大丈夫」

 

 

状態が良いからこそ「(練習を)やり過ぎないようにしています。おなかいっぱいやらず8割で終える」。メリハリつけた練習でさらに進化する。

 

「去年は右打者のインハイ(内角高め)が少なかったので、高めで勝負できるようにしたい。そうすると、もうちょっと低めの変化球も生きてくるのかなと」

 

「体幹でしっかりと体を固めて、力感なく投げられるように。いい感じでやれていると思います」

 

宮国、桜井、中川の20メートルの強めのキャッチボールの捕手役を1人ずつ務め、身ぶり手ぶりで助言。

 

最後はキャッチャーを務めて後輩3人への「熱血授業」で自主トレを締めた。

 

「体と対話して、ベストなコンディションに持ってこられたんじゃないかなと思います。まだブルペンに入っていないですけど、明日キャンプインと言われても、動ける体を作ってきました」

 

「今年は何か新しいことに取り組むのでなく、今あるものを伸ばしていこうと決めてハワイに行った。いいイメージができました。キャッチボールの質、ストレートを力感なく投げる。いい方向に向かっていると思いますし、楽しみです」

 

 

「今のところ、目に見える課題が見つからないっていうぐらい状態がいい。自分が思っている通りの仕上がりを見せることができたんじゃないかな」

 

今シーズンは20勝の期待も高まるが、ぜひ達成してほしい。

昨年のローテ組

昨年のシーズンは、表ローテが菅野・田口・野上、裏ローテが山口・吉川光・大竹で始まった。

 

その後は、大竹、野上、吉川が外れ、代わりに入ったのは、内海、今村、鍬原の3人だ。

 

シーズン中盤のローテは、菅野・田口・内海・山口・今村・鍬原となっていた。

 

7月に入り、ヤングマンとメルセデスが入ったが、ヤングマンは打球を受けてわずか4試合で離脱した。

 

8月には、メルセデス・菅野・今村・内海・吉川光・山口というローテとなっている。

 

シーズン終盤は、ブルペン陣の不調で山口がリリーフに替わり、菅野・メルセデス・今村・吉川光の4人で回した。

 

山口俊

昨シーズンは、開幕から先発ローテの一角を担い、終盤は抑えに回ってフル回転だった。

 

ノーヒットノーラン(四球1つの準完全試合)も達成した。

 

原監督は先発を明言し、斎藤雅樹前投手総合コーチなど、チームを代表する右腕が背負ってきた番号「11」に変更された。

 

原監督「僕はもう先発で(考えている)。やっぱり強さ、速さ。それからウィニングショットを持っている投手ですから」

 

「お前さんの番号(42)は外国人に似合う番号だと思う。11番を背負ってくれ!」

 

自主トレは沖縄から鳥取で行っているようだ。

 

シュート系やカットボール系など打者の手元で微妙に変化するもので、山口はあらためてその1種を投げると「忘れていたことを思い出しました」と笑顔を見せた。

 

「緩急というところと、左(打者)のインコースから中に入れたいので、そういうボールになればラッキーかなという感じ」

 

現時点での2番手は山口で決まりだろう。

 

もちろん、春季キャンプは1軍スタートだ。

 

田口麗斗

17年は2年連続で2ケタ勝利となる13勝をあげるも、昨シーズンは開幕から不調で2勝に終わった。

 

シーズン当初から、明らかに調整不足と見られる体つきも不調の理由のひとつだろう。

 

オフはエンゼルスの大谷に食事指導の経験がある栄養士同行でハワイで自主トレを行っている。

 

鍬原、DeNA・平良、日本ハム・堀と一緒だ。

 

「一番動ける状態で(キャンプに)入っていきたい。アピールして開幕からローテに入るという気持ちでやりたい」

 

「順調にはきていると思う。これが頂点じゃないですし、シーズンを通して体が少しずつ変わっていけばいいと思う」

 

ハワイでは徹底した食事管理を行い、すっきりとした体に。

 

「調整と言える立場じゃないので、100%でいけるようにしたい」

 

日本に帰りジャイアンツ球場で自主トレを行っている。

 

 

 

「自分の中では一つの課題としてクリアしないといけないものだった。あらためて言っていただけたので、もっと集中的に取り組めるようにはなった」

 

同じ左腕の高橋に対して「刺激というか(自分が)お手本になれるようにしないといけない。もちろん負けないというのは前提」と気を引き締めていた。

 

「(丸さんは)これまで強力打線を引っ張ってきた。そういう打線はどういう意識で試合に入っているのか。それが分かればこっちも準備ができるし、対策も出てくる」

 

「自分は2月3日のゲーム(紅白戦)に投げられるつもりで、テンポを上げていかないといけないので」

 

昨シーズンとは見違えるような体になっているので、復活を期待したい。

 

春季キャンプは1軍スタートだ。

 

野上亮磨

FA移籍した1年目の昨シーズンは、開幕ローテ入りも2軍落ちして後半はリリーフとなった。

 

前年の西武では11勝も、昨年は4勝と期待に応えられなかった。

 

自ら「足の裏の筋肉が弱い」という野上だが、球団は2ケタ&貯金5をノルマにして契約更改した。

 

『地に足付ける』じゃないですけど、足の裏から力が伝わって指先にいけるように。32歳にして(球速)150キロを目指します」

 

今シーズンは期待に応えて10勝をしてほしい。

 

1軍で春季キャンプをスタートする。

 

吉川光夫

原監督は、吉川光をセットアッパーとして起用する方針で、ローテーションの構想から外れている。

 

昨シーズン引退した、球界屈指の鉄腕山口鉄の後釜として背番号「47」に変更された。

 

原監督も「『ぜひ、47番をつけてくれ』と伝えました。左のセットアップとして、山口鉄也の後釜として期待する」

 

「(中継ぎは)未知数なので、今までのトレーニングを継続したい。しっかりやる」

 

高校の後輩である小林を相棒に、勝利の方程式を確立してほしい。

 

もちろんキャンプは1軍スタート。

 

今村信貴

今村は6月からローテに定着して、安定した成績(6勝2敗)を残して年俸は倍増に。

 

 

その飛躍の裏には、恩人の“信”の絆があるのだとか。

 

ブルペン捕手を務めている高橋信夫さんに感謝の言葉を口にする。

 

 

来季の目標“2ケタ勝利”に向けて、内海の後継者となることを誓った。

 

内海には入団時から助言を受け「内海さんだけを見て、追いかけて7年間やってきた。(自身にとっては)いなければならない存在でした」

 

その内海とともに、奄美大島で行っている自主トレを公開した。

 

 

 

1軍でのキャンプスタートが決まった。

 

で、結婚も!おめでとうございます!!

 

 

キャンプでは菅野から投手キャプテンを務めるよう指名された。

 

「彼はすごい考えています。いろんなことを考えていてチームのこともちゃんと見えている。すごい伸びしろを感じました。そこまで考えているなら、これだけの活躍をしてもうなずける」

 

「順調です。紅白戦があるので、早めに仕上げている」

 

田口・メルセデスとともに、最強の左投手陣となってほしい。

 

大竹寛

昨シーズンは開幕ローテ入りし、初登板で勝利を挙げた。

 

しかし、次の先発で負けたあとは2軍暮らしが続きいて一軍への昇格さえなかった。

 

今シーズンは床反力(ゆかはんりょく)を向上させて先発争いに挑む。

 

「シーズン終盤は140キロ台後半が出ていた。直球を強くしたいです」

 

球速アップを狙いとし「2月のキャンプの頭からブルペンでアピールしないと」

 

「静岡の伊東で自主トレしています。」テーマは「地面を踏んだ時に跳ね返ってくる力、床反力が弱いのでそれの強化を。」

 

野上同様に足の裏の筋力か…。

 

今年で移籍6年目、巨人で初の10勝をあげてほしい。

 

昨年の状態もあるからか、春季キャンプは2軍スタートとなってしまった。

岩隈はローテ入りするか?

メジャーから日本球界へ8年ぶりに復帰する岩隈久志も先発候補だ。

 

ロサンゼルス近郊で自主トレを行い、万全な状態をアピールした。

 

春季キャンプから一軍入りが決まっている。

 

「しっかり開幕からローテーションに入って1年間通して投げることを目標にしたい」

 

「ノリ(ヤクルトの青木)にはめちゃくちゃ打たれた。(米国でも)しっかり芯に当たってますから。でも、すごく楽しみですね」

 

「選手同士がお互いにリスペクトしあうことによって相乗効果が生まれる。すればするほど切磋琢磨(せっさたくま)して成長しあえる。それが(チームの勝ちに)つながると僕は思っています」

 

宮本投手総合コーチは岩隈について「ローテの一角をつかんで1年間回ってもらわないと。彼もモチベーションがあるでしょう」と期待。

 

 

「久しぶりの日本のキャンプで緊張します。キャンプに向けてではなく、開幕に向けて」

 

 

「気温もそうだし、(練習)時間も長い。長年やってきたけど緊張するし、気持ちの持って行き方も難しい。ルーキーのような気分ですね」

 

原監督「この2年間(のオフ)は、リハビリとして、ずっと(練習を)やっているという点で、違和感は少ないんじゃないか。これは僕の中ではある種、幸いだと思っている」

 

 

坂本勇と対面し、あいさつを交わした。「『一緒にジャイアンツのユニホームが着られてうれしい』と言ってくれました。あの爽やかな笑顔でね。光栄なことです」

 

「傾斜やマウンドの感覚を確かめた。(感じは)良かった。足の踏み出しとか、足を長く使えているかとか、確かめたかった」

 

16年まで設けていた、ベテランには調整ペースを一任する『S班』は今年も設けない方針。

 

岩隈もキャンプからスタメン出場に向けた競争に参加する。

 

春季キャンプは1軍でスタートする。

助っ人組

今シーズンは外国人が8人、うち5人が投手で、先発争いの前に一軍登録争いが大変だ。

 

先発はメルセデス・ヤングマンに、中継ぎ・抑えにマシソン・クック・アダメスと3人おり、枠の問題がある。

 

昨シーズンは先発2人とも好成績を残しているだけに外国人枠の問題は悩ましい。

 

メルセデス

昨シーズンは7月に育成選手から支配下登録を勝ち取ると、すぐに一軍先発デビューして勝利投手となった。

 

さらに、デビューから2試合連続で無失点勝利を上げる、球団初の快挙を成し遂げた。

 

その後は、他球団に攻略されることもあったが、13試合に投げて5勝4敗と勝ち越した。

 

 

背番号も昨シーズンの95番から山口俊の付けていた42番に変更される。

 

1軍でのキャンプスタートが決まった。

 

ヤングマン

マイコラスに替わる先発候補として獲得し、昨シーズンから入団した。

 

だが、二軍で好成績を残すも外国人枠の問題で昇格できなかった。

 

守護神カミネロの不調で、7月に昇格すると、来日後、こちらも初登板・初先発・初勝利を成し遂げた。

 

しかし、4試合目にして打球を受け、手を骨折してしまい一軍に戻ることができなかったが、3勝1敗の成績を残した。

 

成績を残しても一軍に上がれない状況でも、腐ることなく貪欲な姿勢で取り組むナイスガイだ。

 

日本野球を吸収しようとする姿はマイコラスと重なる部分もある。

 

「どこにいても声をかけてくれて応援してくれた。本当にうれしかったよ」

 

「自分の中でいい練習ができました。しっかり準備ができました」

 

今年は東京ドームで「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」が流れるのを待っている。

 

こちらも春季キャンプは1軍スタートだ。

若手の台頭なるか

原監督は就任当初から若手の高田と大江に期待を寄せている。

 

 

原監督からは名前があがってこないが、畠と桜井にも期待したい。

 

また、ドラ1ルーキーの高橋優貴は宮本コーチが高い評価をしている。

 

高田萌生

昨シーズンは一軍で初先発するも、わずか2回で被安打6の6失点と、一軍の洗礼を受けた。

 

今年は初勝利をして、ローテの一角に入り込んでほしい。

 

自主トレは松坂大輔と予定しているらしい。

 

松坂さんからいつ連絡が来てもいいように、準備万端です。

 

ごこかで極秘に行われているのかもしれない…。

 

高田は昨季2軍で11勝、85奪三振、防御率2.69、勝率.846の投手4冠

 

「1軍の春季キャンプは初めてなので、いろいろと経験しながら、試していきながら、アピールしていきたいです」

 

春季キャンプは一軍スタートとなった。

 

「今オフは投げるのも多めにやってきたし、もっと精度を上げながら(2月)3日にいい状態で臨めるようにしたい」

 

「理想は力感なく力強いストレートを投げること」との言葉が心に残った。

 

どうやら、松坂との自主トレは今シーズンは叶わなかったようだ。

 

「変化球の使い方だったり、状況によって『ここは真ん中でいい』とかそういう事を少しずつ考えていけば楽にピッチングができるようになると言ってもらいました」

 

3年目の今年、花を咲かせるか!

 

大江竜聖

高田と同じく高卒で同期の大江も負けていられない。

 

田中俊を一塁けん制球で逆をついて挟みアウトにする冷静さも光った。

 

自主トレは今村とともに、西武に移籍した内海と奄美大島で行っている。

 

大江自主トレまとめ

「一番は初勝利を目標に掲げてやっていきたい」と新成人の誓いを立てた。

 

成人の誓いを聞かれ「プロ初勝利」「内海さんと1軍で投げ合う」「ビールかけ」の3つを挙げた。

 

 

「(自主トレで)学ぶものもたくさんあると思うので(成人式に)行っている暇はないです」

 

「キャンプでやっていけたら。めちゃくちゃ貴重な時間になりましたし、とても良い経験をさせてもらった」

 

「悪くなってからの対処法も聞きましたし。(投手方向に)突っ込んだりしたときのために」

 

大江もキャンプは1軍でスタートだ。

 

ドラ1 高橋優貴

 

10日にルーキーの合同自主トレが始まった。

 

高橋自主トレまとめ

 

「まずは自分が1軍に上がって、同じフィールドに立てるように頑張りたい」

 

高橋は千葉経大付高の選手だった丸を生観戦。「投手もやられていたので、バッティングも両方すごかった。(印象が)鮮明に残ってます」

 

「下半身の動きの意識づけや体重移動の確認」と約30分間のネットスローでフォームをチェックした。

 

「しっかりと段階を踏んで、キャンプに合わせたい」

 

宮本投手総合コーチは「足を上げて出ていく間はたまらないね。一瞬の間が、僕のハートをくぎ付け。ほれましたね」

 

「周りの大学生ルーキーが次々に1軍キャンプスタートを決めている。自分も負けじとやりたい」

 

 

「前回よりはいい感じでは投げられていると思います。フォームも少しずつ安定してきましたし、ボールも少しずつ力を入れ始めたので、うまくいっているのかなと思います」

 

「投げる機会があれば、少しでもアピールしたい。でも、そこで結果を出してもけがをしたら意味はないので、しっかり練習して体をチェックしながらやっていきたい」

 

 

「すごく緊張しながら練習に入ったんですけど、声をかけてくださって、こうやって一緒にやる機会を持ってくださって、自分の中でもいい経験にできたので、すごくよかったと思います」

 

「半日休みがあれば十分かなと。1日休んでいられるほど余裕もないので」

 

キャッチボール時には池田から「すごい伸びてる」、田口からも「いいフォームしてるな」と驚きの声が上がった。

 

2月3日の若手主体のチーム初実戦へ「どれだけ今の実力でやれるのか楽しみです」

 

「2月から、もう勝負。小学生の頃から考えると夢のような話だけど(1軍選手と)同じ舞台に立てるのは光栄。新人で実力はないので先輩たちについていきたい」

 

「1軍にシーズンずっといるのは誰もが目指しているところ。それに見合う技術、体力、筋力をつけていきたい」

 

 

 

「いろいろ吸収したいですけど、人と同じことをしたらその人のコピーになってしまう。それだと勝てないし、追い越せない。自分自身を作り上げられればいい」

 

 

「投げるチャンスがあれば、アピールしていきたいです」と“デビュー戦”に照準を合わせている。

 

 

「『ずっと(自分の)動画を見てやった方がいいよ』と言われました。少しずつ実践していきたいなと思う」

 

キャンプ1軍も内定し、かなり期待が持てそうだ。

 

畠世周

入団1年目は先発として12試合に投げて6勝4敗と結果を残すも、2年目の昨シーズンは怪我もあり中継ぎとして2勝に留まった。

 

コンディション不良から秋季キャンプも不参加だった。

 

そのためか原監督からも畠の名前が出てこないのが気になる。

 

「ケガが多かったので、ケガした部分をさらに強化して耐えられるように鍛えていきたい」

 

 

「ブルペンは年明けも入っていた。力入っちゃって、9割くらいで投げました」

 

「今日は5割くらいです。再現性を意識して投げた」

 

「1日じゃ感覚はつかめないので、球数は少なくてもブルペンの回数は多くしたい」

 

2年連続怪我で1軍の春季キャンプに参加できていない。

 

怪我に悩まされるとこのない体を作ることができれば、ローテーションの一角として大きな期待ができると思うが。

 

今年の春季キャンプも2軍スタートとなってしまった。

 

桜井俊貴

桜井は、菅野、宮国、中川とともにハワイで自主トレを行っていた。

 

ドラ1で16年シーズンから入団しているが、3年間期待される活躍ができていない。

 

首脳陣は先発も救援も可能な貴重な存在として期待しているようだ。

 

昨年は2軍で18登板(8先発10救援)4勝0敗、防御率2・69

 

3年目の昨年は1軍での登板がなかったが、春季キャンプは1軍スタートとなった。

澤村はリリーフ直訴

澤村拓一は入団後2年間は先発として活躍し、ルーキーから2年連続で2ケタ勝利をあげている。

 

この記録は巨人では堀内恒夫氏以来45年ぶりの記録だそうだ。

 

しかし、その後は勝てなくなり、リリーフに回ることが多くなり、15年シーズンより正式にリリーフ投手となった。

 

翌16年はセーブ王に輝くが、四球で自滅したり被弾が多く、「澤村劇場」と呼ばれた。

 

17年は神経麻痺のため一軍登板はなく、昨シーズンは復活したもの相変わらず自滅が多く、1勝6敗0セーブに終わった。

 

今シーズンは原監督から先発転向の打診があったものの、リリーフを直訴したそうだ。

 

今後の野球人生を懸けてやりたい。もう一度そこ(勝利の方程式)に戻って、沢村で行こうと言ってもらえる所まで実力を持っていかないといけない」

 

坂本のサインをもらっている場合じゃないと思うが…。

 

「結果が出ない努力は何の意味もないという信念を持ってやっている。去年、結果が出なかったわけだから何かを変えなくてはいけない」

 

先発ではなくリリーフ確定だが、安定した結果を残してもらいたいものだ。

まとめ

宮本コーチが言うように、先発陣の頭数は揃っていると思う。

 

逆に言えば、岩隈を獲得するなど若手選手の出場機会を奪う要因にもなっているかも知れない。

 

しかし、原監督もゼロスタートと言っているし、宮本コーチは居場所を与えると言っている。

 

順当にいけば、基本の5人は菅野・山口・田口・今村・メルセデスになるのではないか。

 

そして6人目は、野上、ヤングマン、岩隈、畠、高橋、高田で争うのではないか。

 

若い力が是非とも6人目に入り込んで欲しいものだ。

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