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《げっせい》ジャイアンツ(読売巨人軍)とその選手スタッフに関するニュースや試合結果などをまとめ、あれこれ思うことを書いています。

内海が炭谷の人的補償で西武移籍

内海のFA人的補償プロテクト外について、西武が指名することは想定内?

 

内海がFA人的補償で西武移籍に驚く?女性

 

内海移籍の衝撃ニュース

12月20日、昼食を終えて午後の仕事の前に一服しようとコーヒーを淹れながらヤフーニュースを見たら、「内海」「FA人的補償」「西武へ移籍」の文字に目を疑った。

 

何かの間違いじゃないの?

 

FAの人的補償について、あまり深くは考えていなかったが、そんなに先の長くないベテランを獲得して、また将来有望な若手を取られてしまうんだろうなと思っていた。

 

ジャイアンツでは、なかなか結果が出ない若い選手でも他球団に行けば活躍できる、そのほうが良いかも知れない、くらいの気持ちだったしね。

 

先週くらいは、まだかまだかと人的補償が気になっていたけど、そろそろ忘れかけていた頃のまさかのビッグニュースにビックリ。

 

 

 

内海がプロテクトから外れているの?

 

ジャイアンツファンなら誰しもが信じがたいニュースだったに違いない。

 

あまりものショッキングなニュースに、しばらく固まってしまい、せっかく淹れてたコーヒーが冷めてしまった…。

 

西武は捕手炭谷が出たから捕手が必要なのではなく、ポスティングでメジャーに挑戦する菊池の抜けた穴埋めのほうが問題だったのだろう。

 

ということは、即戦力の左投手が本命だろうということは、西武ファンでなくてもなんとなく予想がつく。

 

なのに、ジャイアンツは実績のあるベテラン左腕の内海をプロテクトの28人から外していたのである。

 

しかも、ドラフトでは巨人以外の指名を拒否する表明を出し、強行で1位指名したオリックスを断り社会人野球に。

 

それほど巨人愛、巨人一筋で知られる内海。

 

ネット上にはショックを受けて悲鳴にも聞こえる声や、ジャイアンツフロントを批判する声が溢れている。

 

しかし球団はまさか、<内海をプロテクトから外しても指名なんてしないだろ>なんてことを考えていたわけではないと思う。

中日岩瀬の件

昨シーズンオフの中日岩瀬の事件が頭をよぎる。

 

 

FA人的補償でプロテクトから外れていた岩瀬は、日本ハム移籍を引退覚悟で拒否したとの報道があった。

 

FAの人的補償での移籍を断ると、プロ野球の資格停止となるのがルール。

 

でも、そんな理由で岩瀬が引退なんてしたら、中日の球団イメージが失墜してしまうだろう。

 

中日は、まさか岩瀬を指名するとは思っていなかったのだろうか。。

 

そんな事情を見かねた日本ハムは、”人的補償をやめるという大人の対応”をしたのだという。

今回の移籍は想定内か?

しかし、今回の内海のプロテクト外については、西武が指名することは想定内だったのではないか。

 

なぜ球団や原監督は内海をプロテクト外にしたのだろうか?

 

少し前に気になる記事があった。

 

先発へのこだわりを聞かれ「中継ぎはできない。適応能力がないので。先発一本で生涯やりたい」と誓った。
原監督から「来年は3回に1回、良い投球を」と言われたことを明かした。

 

原監督が、期待する選手に3回に1回でいいよなんて言うのかな??

 

これが、今回プロテクトから漏れた要因のひとつなんじゃないかと思ってしまう。

 

左の先発は、田口、今村、メルセデスに、期待の若手大江がいるし、中継ぎが少し頼りないと思う。

 

原監督は、内海には中継ぎをしてもらいたかったけど、できないなら仕方ないなってことなのかな。

 

つまり、原監督や球団の来季の構想から外れてしまったんだと思う。

 

石井球団社長は「大変残念」と言いながら「再びジャイアンツに戻ってきて」と、まるで別の球団でさらに野球を勉強して来いと言ってるように聞こえる。

 

石井一夫球団社長は「長年にわたってジャイアンツのエースを務め、6度のリーグ優勝、2度の日本一に貢献するだけでなく、同僚選手たちの精神的な柱でもあった内海投手の移籍は大変残念でなりません。今後は埼玉西武ライオンズで、これまで通り子どもたちのあこがれの的として活躍し続けていただき、いつの日か、再びジャイアンツに戻ってきてくれることを期待しています。」

 

20日に西武から巨人に連絡があり、当日の朝に本人に通達したということで、その午後にはメッセージを出している。

 

 

 

そんなに簡単に気持ちの整理がつくものだろうか?そして翌21日は西武の入団会見があった。

 

 

きっと、球団に西武から内定通知があったあと、事前に本人と話をして気持ちの整理をしていたのだろう。

ジャイアンツに帰ってくる宣言

石井球団社長が「再びジャイアンツに戻ってきてくれることを期待しています。」と言えば、内海も「将来的にはジャイアンツに帰って来られるように」と発言している。

 

 

内海はFA権を取得しているけど行使していないので、来年オフにも行使可能ということになる。

 

読売巨人軍は引退後の面倒見が良い会社なので、おそらく、<外で勉強してまたFAで戻ってきたら投手コーチよろしく!>なんて約束でもしてるかも知れないね。

 

西武の渡辺SDも、内海の来オフFA権行使を覚悟している。

 

渡辺SDは「当然ある」と覚悟を示した。「来年1年、彼がしっかり仕事をしてくれれば。FAは選手の権利。我々からどうこう言うことじゃない」

 

ただ、内海を獲得した年に新監督であった堀内恒夫氏は自身のブログで、今そんなことを言っちゃダメだよと釘を刺している。

 

「気持ちは痛いほどわかるよ

でも今はそんなこと言っちゃダメよ、内海」

 

と、こんな感じで、将来のことも色々と含めて、想定内の西武移籍のような気がしてならない。

チームメイトの声

ジャイアンツ投手陣の精神的な柱でもあった内海には、チームメートからのコメントもメディアに取り上げられている。

 

長野

本心は「さみしいの一言です」移籍が決まった当日に自ら連絡を取ったことを明かし「後輩の前だったので明るく、普通に話されていたと思います」

 

阿部

阿部「最後バッテリーが組めなくて残念だな」と内海に伝えた。「(想像も)つかなかったし、厳しい世界だなと感じた」

 

小林、大城

小林「すごくビックリしています。色々なことを教えてくれた先輩なので、さみしいです」
大城「さみしいです。今年経験させてもらったことを今後に生かしていかないといけない」

 

今村

入団時から助言を受け「内海さんだけを見て、追いかけて7年間やってきた。(自身にとっては)いなければならない存在でした」

 

山口俊

 

引退した山口鉄

 

斉藤前コーチ

 

これほどまでもメディアに取り上げられる人的補償はこれまであっただろうか。

 

まだまだ、今後もチームメイトからのコメントが届くことだろう。

カレンダーはどうなるの?

ジャイアンツの2019年カレンダーは1月が内海みたい。

 

今から変えることは、そりゃないと思うし、逆に記念になるカレンダーだよね。

 

 

ちなみに、西武の1月は菊池と炭谷というオチまでついていた。

まとめ

西武は左の即戦力投手が必要だったことはジャイアンツ球団も分かっていただろう。

 

それでも内海の人的補償のプロテクト外は、来年優勝するための構想と内海の考え方が違ったからだろう。

 

西武が指名することは想定内でのプロテクト外だったと思う。

 

人道的にどうなのという考えは、厳しいプロ野球の世界に通用しないということだ。

 

しかし、将来のことまで面倒見の良い巨人軍が、ジャイアンツ愛に溢れる内海にサヨナラをするはずがない。

 

そうであって欲しいし、そう願っている。

 

内海の決意や表情を見ていても、きっと投手コーチなど将来の手形があるに違いない。

 

近い将来、またジャイアンツに戻ってくるのを首を長くして待ってよう。

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